北海道農業研究センター所蔵農業機械について
戦後まもなくGHQの指導のもと、国の農業試験研究の整備統合が図られ、北海道においては、昭和25年、北海道農業試験場に農業気象、農機具、農業土木、農業電化4研究室からなる農業物理部が発足し、大型機械を導入した性能試験や現地利用試験が盛んに行われました。日本の農業は、昭和30年代以前は人力・畜力に依存していましたが、北海道では、西洋型の近代的な大規模農業経営の定着を目指して、当時では相当高額な西洋の大型機械が導入され、国主導で北海道開拓と農業機械化が推進されました。そのため、その当時利用研究された機械の多くは、研究機関に継承され、一部が保存されて来ました。北海道農業試験場(現北海道農業センター)では、海外の大型農業機械を導入し、その利用や開発改良を研究し、研究成果を蓄積するとともに現在の大規模農業の基盤を形成してきました。当センターで所蔵する農業機械は(現在は、富良野町土の館に移管譲渡)北海道に限定される貴重なものばかりで、中には日本だけでなく輸出国でも数台しかないものもあります。これからの農業機械は、北海道の開拓、発展の歴史とともに北海道農業の発達の過程と農業研究の蓄積・歴史を視覚的に語るもので、博物的、学術的価値が高く、大学、農機具メ−カ、国公立研究機関の関係者からも保存の必要性を要請されています。しかし、予算等の制約から思うようにその整備が進んでいないのが現状です。そこで、インターネット上に北海道農業研究センター農業機械博物館を開設し、公開することに致しました。現在、実際の機械は、富良野町の「土の館」に展示してありますので、是非実物をご覧になり、発展の歴史を肌で感じて下さい。
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1925年頃のトラクタ(2002年一般公開) |
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